韓国市場の事前予約施策の現状を調査 事前予約からリリース⽇の差や予約者数の増加推移など
本稿では、「韓国マーケットトレンドレポート 2017年3月」の<特集 事前予約施策調査>の一部を抜粋しています。
新作タイトルをリリースする際、より多くのユーザーを集めるためにも、事前予約は⽋かせないものとなっています。ゲームを提供するパブリッシャーにとっては、ユーザー獲得の他にも、サービス開始前にユーザー数を⾒極める⼿段でもあります。今回は、韓国の事前予約施策の事情を調査。
多くの事前予約キャンペーンはゲームの公式ホームページのほか、「ゲームシャトル」や「モビー」、「予約TOP10」などの様々な媒体で同時に行なわれます。媒体による集客は、キャンペーンの内容によりますが、⼤体500ウォンから3,000ウォンの客単価となっています。
また、韓国の事前予約キャンペーンの特徴として、CBT(クローズドβテスト)を⾏うケースが多く、事前予約と同時にミニゲームや、ギルド事前作成といった特別イベントを⾏うことが増加。こうした特別イベントは公式ホームページや公式カフェ内で行なわれています。
今回調査の対象となったのは、以下の14タイトル。最⾼セールスランキング100位内を記録した韓国産ゲーム5タイトル、中国産タイトル4タイトル、⽇本産タイトル5タイトルを選んでいます。
タイトル名 | 開発国 |
Shadowverse | ⽇本 |
クラッシュフィーバー | ⽇本 |
ドラゴンボールZ ドッカンバトル | ⽇本 |
⽩猫プロジェク | ⽇本 |
オルタンシア・サーガ | ⽇本 |
倚天屠⿓記for Kakao | 中国 |
剣と魔法for Kakao | 中国 |
黎明for Kakao | 中国 |
螺旋の境界 | 中国 |
ストーンエイジ | 韓国 |
リネージュⅡ:レボリューション | 韓国 |
リネージュ:レッドナイツ | 韓国 |
ファイナル・ブレイド | 韓国 |
三国ブレイド | 韓国 |
また、⽇本産タイトルに関しては4タイトルが現地のパブリッシャーを介せず直接サービスを⾏っているもので、1タイトルが韓国パブリッシャーを通じてサービスを⾏っているものも含みます。中国産のタイトルはいずれも全て韓国パブリッシャーか、韓国⼦会社を通じてサービスするもの。
事前予約の予約者数は、基本的に韓国では各媒体が⾮公開。そのため、メーカー側のプレスリリースによって公式発表されていたもののみ調査しています。⼀⽅、今回の調査を通じて、韓国産タイトルはCBTや、事前予約と同時に特別イベントを⾏うことが多いことが分かりました。
CBTはまだ開発中のもので、最終仕上げのために設けられたものだと思われます。特別イベントはその内容こそバラバラですが、単純に多くの予約者を集めるものというよりコミュニティー活性化のための施策ということが特徴的でした。
今回の調査対象の14タイトル中9タイトルは、事前予約の拡散のため、特別イベントを複数開催していました。その特別イベントの種類は、SNSへのシェアから、公式カフェの加⼊⼈数達成イベント、事前ギルド⽣成イベントなど、さまざま。
また、実施した特別イベントは1種類だけではなく、複数実施していました。中にはゲームアイテムを⽀給するものから、抽選で賞品が当たるものなど、報酬の設計も多岐にわたっていました。これらの特別イベントは定量化された⽐較は難しいため、個別タイトル分析で、その事例を紹介していきます。
ここら先の内容は、2017年3月の韓国マーケットトレンドレポート(MTR)からご確認ください。ご契約者はそのままリンク先でご覧ください。MTRをお求めの方は、レポートページよりご連絡いただければ幸いです。
【主に掲載されている内容】
1. 概要
ⅰ. 韓国での事前予約
ⅱ. 国別タイトルの施策を調査
2. 調査⽅法と結果の要約
ⅰ. 調査タイトル⼀覧
ⅱ. 結果の要約
ⅲ. 拡散施策のための特別イベント
3. 調査結果
ⅰ. 事前予約からリリース⽇の差
ⅱ. 予約者数の増加推移
4. 個別タイトル分析
ⅰ. 『リネージュⅡ:レボリューション』の施策
ⅱ. 『リネージュ:レッドナイツ』の施策
5. 付録
事前予約施策調査
「Sp!cemart」へのお問い合わせやご質問については下記からお問い合わせください。
最新情報をお届けします
Twitter でspicemart_jpをフォローしよう!
Follow @spicemart_jp