『リンクスリングス』の「リリース期」ファンマーケティング事例【#MarketingLIVE Vol.4】 – Sp!cemart News

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『リンクスリングス』の「リリース期」ファンマーケティング事例【#MarketingLIVE Vol.4】

D2CRは、2019年7月24日(水)、セミナーイベント「#MarketingLIVE Vol.4」をReproと共に開催。アプリデベロッパー、アプリプロデューサー、アプリマーケターを対象に、「激戦のアプリゲーム市場を勝ち抜くには?『リリース期』&『成熟期』のフェーズ別施策のキモ」をテーマに講演が行われました。

 

登壇者はサムザップの原田隆太氏、DeNAの鶴川将志氏、NextNinjaの山岸聖幸氏の3名。本稿では、サムザップの原田隆太氏の講演模様をお届けします。

 

 

『リンクスリングス』の「リリース期」ファンマーケティング事例

初めにサムザップの原田氏が登壇し、『リンクスリングス』で実施した公式アンバサダー・プログラム施策を紹介。この施策はコミュニティ形成の強化のため、熱量の高いファンを育成する目的で実施されました。

 

※『リンクスリングス』……1ゲーム3分でプレイできる、簡単操作の陣取りゲーム

 

▲株式会社サムザップ プロダクトマーケティング室 室長/株式会社サイバーエージェント ゲーム&エンターテイメント事業部(SGE)マーケティング本部 副本部長 原田 隆太氏

 

 

施策の概要は、一般ユーザーがアンバサダー(広報大使)となり、活動で貯まるポイントに応じて上記の特典が得られるというもの。登録フォームでTwitter連携やプレイヤーIDなどの諸情報を入力することで公式アンバサダーに登録できます。

 

 

公式アンバサダーになることで付与される認定カード。累計ポイントによって公式アンバサダーランクが上昇し、認定カードもグレードアップしていきます。

 

 

『リンクスリングス』を紹介するツイートをしたり、ライブ配信アプリ「Mirrativ」で配信したりと、広報活動をすることでポイントがたまります。

 

 

また、『リンクスリングス』の情報を定期的に公式アンバサダーに発信してもらうためには、運営側も情報を提供し続けなければなりません。そこで、特典のひとつとして体験版アプリを配布し、公式アンバサダーの熱量を下げない工夫をしています。

 

 

『リンクスリングス』の事前登録期間(91日間)で公式アンバサダーは1万人に到達。声優のTwitterインスタントウィンキャンペーン時やリリース直前にスパイクを形成しています。

 

 

公式アンバサダーの属性について、グラフで紹介してくれました。性別は男性が75%、年齢は16~25歳が75%であることが読み取れます。原田氏曰く、これは事前に定めていた『リンクスリングス』のターゲット層と合致しているのだそうです。

 

 

公式アンバサダーリーダーと公式アンバサダーが参加するリアルイベントも開催。平均満足度が99%という、非常に高い評価に。公式アンバサダーリーダーや運営チームとのとても近い距離感を作ったことが満足度に寄与したと原田氏は分析しました。

 

では、ファン(公式アンバサダー)の高い熱量をもって配信開始すると、どれだけの効果があるのでしょうか。

 

 

配信開始前後のツイート数の推移。ツイート数、TTLV共に5倍に。事前登録期間中の公式アンバサダーの熱量が配信後の盛り上がりにつながった、と原田氏は語りました。

 

 

公式アンバサダーは事前登録期間から「Mirrativ」を使った配信を行っていたため、非アンバサダーよりも「Mirrativ」配信が身近なものになっています。そのため、公式アンバサダーの「Mirrativ」上の活動は多く、ファンコミュニケーションも活発になっているのだとか。

 

公式アンバサダーランクが上がるほど、ユーザーの熱量が高くなっています。以上のことからも、公式アンバサダーの取り組みは熱量の高いファンを育成することに成功していると言えます。

 

「コミュニティ形成に注力している『リンクスリングス』にとって良い結果が出た」と原田氏。そして、「今後も公式アンバサダーの方々が広報活動しやすいような運営やプロモーションをしていきます」と締めくくりました。

 

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