【2016年7月度日本レポート】『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』から⾒る北⽶市場の特徴 – Sp!cemart News

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【2016年7月度日本レポート】『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』から⾒る北⽶市場の特徴

本稿は、「日本マーケットトレンドレポート 2016年7月」の<特集1『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』から見る北米市場の特徴>の一部を抜粋しています。

 

この特集では、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が北⽶市場でTOP3にランクインできた理由を、北⽶市場と⽇本市場の特徴について⽐較しながら分析を行いました。

 

 

■北⽶App StoreでTOP3⼊り 100位圏外からのスタートから…

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』(以下『ドッカンバトル』)が、去る2016年7⽉8⽇、北⽶App StoreセールスランキングでTOP3⼊りという快挙を成し遂げました。⽇本ディベロッパーが北⽶市場でTOP3⼊りを果たしたのは、2012年6⽉13⽇、『Rage of Bahamut』(邦題『神撃のバハムート』)が1位に、2013年8⽉18⽇、『Puzzle & Dragons』(邦題『パズル&ドラゴンズ』)が3位に⼊った以来の出来事です。

 

『ドッカンバトル』は2015年1⽉29⽇にAndroid版が、同年2⽉18⽇にiOS版が⽇本でリリースされ、現在に⾄るまで好調を堅持。海外版は2015年7⽉17⽇にアメリカ、イギリス、オーストラリアでの配信を⽪切りに、台湾、⾹港、韓国などのアジア地域でも順次配信が開始され、現在では41カ国でリリースされています。

 

『ドッカンバトル』は北⽶でのリリースからちょうど1年が経過したタイミングで、TOP3にランクイン。下の表は、『ドッカンバトル』がアメリカでリリースされてから現在までのランキング推移です。リリース当初は100位圏外からのスタートとなり、⼀時的に200位以下へと転落しています。

 

しかし、リリース半年後からじわじわとランキングを上げ、そしてついに、北⽶App StoreにてTOP3⼊りを果たしたのです。

 

▲米国での『ドッカンバトル』のランキング推移。7月8日には、一時3位まで順位が上昇した。(出典:App Annie)

 

 

 

■他国でのランキング 原作IPのワールドワイドの人気もけん引か

北⽶でのTOP3⼊り以外にも、『ドッカンバトル』は同じタイミングで各国Storeでセールスランキング上位にランクインしていました。⽇本での1位を筆頭に、⾹港、オランダ、ベルギー、フランス、ポルトガル、マレーシアの6カ国で1位を記録。1位を獲得した国の中でも特にフランス、ベルギーでは⼈気が⾼く、⽇本のようにTOP10に⼊ることもしばしば。フランスでは、2016年7⽉のトップセールスランキング平均順位が11.6位と、⽇本での平均順位を超える⾼順位を記録しました。

 

また、1位は獲得できなかったものの、カナダ、スイス、韓国、ドイツなど様々な国でTOP5に入りました。『ドッカンバトル』の原作IPである「ドラゴンボールZ」は、世界81カ国でTVアニメが放送されており、ランクインした国は全て原作アニメの放送国。『ドッカンバトル』の世界規模でのヒットにより、「ドラゴンボールZ」のワールドワイドな⼈気の⾼さが証明される結果となったといえます。

 

下図に⽰した主要国の中で、TOP5にランクインできなかった国はオーストラリア、イタリア、ロシア、中国の4カ国。2016年7⽉8⽇時点のランキングは、オーストラリアが13位、イタリアが11位と、惜しくもTOP10⼊りできませんでした。ロシアと中国ではそもそもアプリ⾃体がリリースされておらず、ランキングには入ってません。

 

▲2016年7月8日時点の主要国App Storeセールスランキング。各国のセールスランキングTOP5にランクインしていました。(出典:App Annie)

 

 

では、なぜ『ドッカンバトル』は北⽶App StoreでTOP3に入ることができたのでしょうか。ここからは北米市場の特徴とともに、詳細に分析してまいります。

 

 


 

 

ここら先の内容は、日本マーケットトレンドレポート(MTR)からご確認ください。MTRをお求めの方は、レポートページよりご連絡いただければ幸いです。

 

【主に掲載されている内容】

・北⽶市場で苦戦する⽇本上位タイトル
・健闘する国産IPタイトル
・北⽶市場と⽇本市場の違い
・北⽶版『ドッカンバトル』のローカライズ要素
・ドッカンバトルはなぜTOP3に⼊ることができたのか(解析)

 

 

 

画像出典:『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』公式ホームページ

©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 

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